メルマガタイトル:【市場規模-50%で売上12倍】
本日のテーマはこちら!
●実質24倍成長の畳店がすごい
●成長を支えた2つのポイント
先日、ちょっと珍しい案件を見つけました。
僕のイメージでは、
「今後伸びていく可能性が低い」
という業界の案件です。
ずばり「畳」業界が
今回リサーチした案件。
身の回りで考えてもわかりやすいですが、
「洋室だけのマンション・アパート」も増え
ここ20年くらいで考えても「和室」って
相当減っているのではないかと思います。
また、「和室がいい」というニーズよりも
「フローリング、カーペットがいい」
というニーズの方が、
割合としては大きくなっている印象がありますね。
都内で一人暮らしをしていた20代の頃、
僕自身も、「和室なし1LDKのマンション」
みたいに探していたのを覚えています^^;
畳の市場規模はどのくらい?
そんなダウントレンドな印象の畳業界。
実際どのくらいの市場規模なのでしょうか。
調べてみると、
2005年には782万枚が生産されていましたが、
2014年には367万枚が生産という
およそ10年で53%減の大幅な
規模縮小が進んでいることが分かりました。
約10年で規模が半分。
先日の自動車学校の件も驚きましたが、
それ以上の勢いで落ちている畳業界。
案の定ダウントレンドでしたが
想像を絶する落ち方でした^^;
畳屋さんって、地域に密着した商売
というイメージが強いので
世の畳屋さんは大丈夫なのかと、
勝手ながら心配してしまった次第です。
市場半分でも売上脅威の”12倍”
およそ10年で市場規模が
半分になった畳業界ですが、
そんな逆行の中でも売上激増のお店があります。
10年で売上が12倍もの成長を遂げた
兵庫県伊丹市にある畳屋さんです。
その秘訣がまた素晴らしかったので、
簡単にご紹介しますね!
大きなポイントは2つ。
1、潜在的な需要の見極め
僕自身は「畳の入れ替え」を依頼したり
その現場に立ち会ったことはまだないのですが、
ある程度、時間がかかりそうというのは
なんとなく想像が出来ます。
一軒家とか、マンション・アパートなど
居住スペースであれば、工夫次第で
時間の確保は出来ると思うんですけど、
例えば「レストラン」のような
お客さんを迎える場として
畳を利用している場合はどうでしょう?
営業時間に入れ替えをしようと思ったら
営業をお休みしなくてはなりませんし、
それではお客さんに迷惑を掛けてしまいます。
また、売上を作ることが出来ないので
営業活動にも支障が出ます。
「営業時間外に畳の入れ替えが出来たら…」
レストラン経営者がこのように思うのは
自然な流れですよね。
そんな、ニーズに気づいたのが
先程の伊丹市の畳屋店主。
24時間いつでも畳替えが出来る
サービスを開始することにしました。
当時、そういったサービスはなく
業界に激震が走ったことでしょう。
2、職人の意識をも変える巻き込み力
しかし、始めるには大きな壁がありました。
入れ替えを行う職人さんとの意識の差です。
畳業界は、職人の世界でもあります。
畳職人さんの常識からしたら、
24時間いつでも畳替えをするなんて
絶対に有り得ない話だそうです。
僕みたいな素人からしたら、
じゃあ営業時間に畳を作っておいて
夜中の入れ替えに備えておけばいいじゃない、
と思ってしまうのですが、
畳のサイズ感は、入れ替え先によって違うため
現場でミリ単位の調整が必要とのこと。
つまり、24時間対応するには
否が応でも職人さんの協力が必要、
というワケなんですね。
職人さんたちは、
24時間対応には断固反対。
これではサービスを提供するのは不可能…。
普通だったら
そこで諦めてしまうのですが、
伊丹市の畳屋店主はそこが違いました。
なんと、職人さんの賛同を得ないまま
24時間対応をスタートさせたのです。
しかも、全てたった一人で。
3・4ヶ月もの間、一人24時間対応。
休むことなく続けた結果、
協力者が1人、また1人と、少しずつ
賛同する職人が増えていったそうなんです。
「俺の背中を見ろ」
言葉にしなくても、店主の熱意が
職人たちには伝わっていたんですね。
ほんとかっちょいい。
そして次第に軌道に乗ると、
初年度から売上が2倍に、そして
現在では市場が半減する中
12倍もの売上増を実現させるに至りました。
きっと今でも業績を伸ばしていることでしょうね^^
潜在ニーズを探り、全力で行動
この畳屋さんのエピソード、
すごく刺激を受けました。
僕らが日々行っている
ブログ・サイト運営にも活かさなくては!
ニーズを探ってアプローチする、
これは、アフィリエイトにおいても
BtoB、BtoCのビジネス展開をする
法人さんにとっても非常に重要ですよね。
しかし、
「畳 張替え」「畳 交換 費用」
みたいな、誰もが思いつきそうな切り口では
なかなか上位表示させることが難しい…。
(畳サイトの競合については今回置いておきます)
じゃあどうすればいいか。
伊丹市の畳屋店主のように
隠れたニーズを掘り起こせるかが
重要な鍵をにぎるわけです。
「誰がこの商材を欲しているか」
明確にイメージすることで、
切り口が見えてくるはずです。
(「ペルソナ」ってやつですね^^)
今取り組んでいるジャンルがあれば
一度チェックすることをおすすめします!
思わぬ発見があるかもしれませんよv
畳屋店主のような、
情熱的な行動力もお忘れなく\(^o^)/
【本日のカタスミハイライト】
● 畳業界の市場規模が半分でも売上12倍の畳屋がすごい
● 潜在的なニーズへの対応、圧倒的な行動力が大事
それでは今日はこの辺で、バイバイ!
web集客サポーター
shunsuke より
p.s.
昔は畳には全然関心ありませんでしたが
子供が出来、床に寝そべったりする機会が増えると
あの「い草」の香りがなんとも言えない癒やしを
与えてくれることに気が付きました。
日本の大切な”畳”文化、
絶やさずに守っていきたいものですね。
家事・育児中のあなたも、お仕事中のあなたも。昼下がりの一息に、脱力系メルマガ「カタスミ」。
ネットビジネス界隈の話題から、全然関係のない話題まで、あなたの脳をちょっぴり刺激するラジオ的メールマガジンです。主催者・shunsukeの「頭の中の片隅」をお届けします。